症状
焼けと言いましても、その要因はさまざまです。
経年による色の退化、紫外線ヤケ、空気ヤケ、ガスヤケ、染料質、糸質、等など。
お直し方法も、状態によって様々な方法があります。
診断
着物の色の定着率が、不均等になった現象。その状態に変化したものを一般的に焼け・変色と称しています。
解決策
焼け・変色の程度、部位・色の差により対応策も様々です。
先ずは、便宜加工として、仕立て上がった状態で、ヤケてしまっている所に部分的に色を差し込みハキ合わせする作業です。
部分的な、ヤケには有効です。1万円以下コース
全体的にヤケが酷い状態のかたには、本格加工がオススメです。
一度、着物をほどき、反物の状態にしてからの作業です。
本格加工の場合、ハキ合わせだけでは無く、染め直し(吹雪・モヤ・多色染めを含む)色掛けなど、様々なお直し方法の幅が広がり、上がり具合も飛躍的に改善されます。
また当工房では迷彩加工ができます。着用機会に応じて便宜加工から本格加工の必要性を判断致します。
伝承の会メンバーM・N
ご予算別コース一覧
当工房では、お客様のおおよそのご予算を元にコースをご選択頂き、その範囲内で可能なベストな解決方法をご提案させていただいております。
1万円以下コース | とにかく限られた予算で何とかして欲しいと切実な方 |
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3万円以内コース | それなりの予算で着用できる程度にしたい方 |
5万円以内コース | 相応の費用負担で並々以上にはして欲しい方 |
高級悉皆コース | 伝統の本格加工・値段より本物志向の方 |