裏地

症状

着物の表面は奇麗なのにめくると裏地がまっ茶色になっていた。

診断

裏地が茶色く斑点になっているものの原因の1つがカビによるものです。
また、全体に色が黄色くなってしまっているものは年数によるもので、胴裏に限らず絹は元々繭の色に戻っていく黄ばみ( 酸素や紫外線による絹繭白質の光酸化反応 ) になるものと原因は大きく分けて二種類になります。

解決策

急を要する、更にお金をかけずに着たいという方は着用時に目立つ所だけ直すという事も1つの選択方法です。
胴裏の茶色くなってしまった所のみを入れ替えたい方は胴裏のみ取り替える、又は黄ばみが気にならない方はそのままお召し下さい。
ただ… 色は表の生地にまで移動していきますので表の生地を大切に譲りたい方やまだまだご着用されたい方は
胴裏のみ取り替える事は可能ですが、それよりも洗い張りで生地から整えて本格的にお仕立直しがベストです。
勿論、カビが原因で斑点になっていますので、洗張・カビの除去から始めて、お仕立直しまでを機会に
染み抜き、染替( 色替 ) などご検討される事をお勧めいたします。

伝承の会メンバー M・T

ご予算別コース一覧

当工房では、お客様のおおよそのご予算を元にコースをご選択頂き、その範囲内で可能なベストな解決方法をご提案させていただいております。

1万円以下コース とにかく限られた予算で何とかして欲しいと切実な方
3万円以内コース それなりの予算で着用できる程度にしたい方
5万円以内コース 相応の費用負担で並々以上にはして欲しい方
高級悉皆コース 伝統の本格加工・値段より本物志向の方

お気軽にお問い合わせください TEL 075-801-1100 受付時間 10:00 - 17:00 (平日営業日)

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